人間歳も重ねると味覚も変わる。1回目は、そんな「好み」の問題を。
1年1年歳を重ねていったら、好みが変化してきた。
「本物に無い機能なら邪道!」やら「ここのサイズが少しおかしい!!」などとノタまい、リアルさにこだわった時期もあると思えば、逆にその奇怪な部分が 妙に愛おしかったりする今もある。
“スタンダート”。MG界では手動操作による発火モデルをこう呼んだ。
BLKモデルの調整の難しさと比較した時、「これが“スタンダート”なんだ!」と言いたかったかは知らない。訳のわからないモデルも多くあった。
今思えば、MG業界ほどエンドユーザーに調整をまかせた、けったいな世界は無い。
ロクに作動しなくても、立派に販売されてたし、そんなことはクレームの対象でもない。文句言うのが野暮。まるで夜店の着色ヒヨコ売りのように、MG業界はヤクザすぎる世界だった。
その為、いたいけなエンドユーザー達は黙々と調整しつづけた。理不尽を感じながらも、そんな蟹工船みたいな図式が定着してた。
しかし、なぜかそれが楽しかったようだ。私もすこぶる楽しかった記憶がある。
だからかもしれない、この頃のMGに愛着があるのは。なけなしのお金をかけた1丁に、充分な手間と暇をかけてたからだろう。頭も少し使った。
あの頃に比べると、ショップも優しくなった。昔は店員が暗かったし、子供は追い出された。今では、BB弾1発をバレルに詰まらせた程度でショップに持ち込み、「修理だ!」とのたまうお子ちゃまもいる。
同じ客の立場で言うことじゃ無いが、「それくらい自分でなんとかしろよボーイ」。
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