★はじめに

某ロシアマフィアの女頭目が愛用してるスチェッキン。狂気にまみれながらも何か物悲しい彼女に惹かれるオイラは、どうしてもスチェッキンが欲しくなり、それを作ることにした。
これはソビエトが生んだ変態拳銃の製作を巡り格闘していく、ある足立区区民の製作記である。


★ところでスチェッキンってなんだ?

スチェッキンは、イゴール・スチェッキンによって設計された拳銃。フルオート機構をもち、セレクターを変えれば毎分600発以上の連続発射が可能。一時期、ソビエト軍でも配備されたが、口径が小さく力不足のため、徐々に取り除かれていく。
しかし、国内情勢が
混乱した1990年代にスチェッキンは復活。OMON(特別任務民警支隊)、SOBR(緊急対応特殊支隊)等様々なVIPセキュリティおよび人質救助チームに配備された。
外観は、寒い国の銃らしく薄い(厚着をしているから薄く作る)。薄いといってもガバメントと同じくらい。ただし大きさは93Rほどある。
映画では「フェイス/オフ」「007ダイアナザデイ」「イノセンス」、漫画では「ブラック・ラグーン」等で登場し、その存在感でマニアをニヤリと微笑ませている。結構人気なのに、国内メーカーは製品化する気配なし

私が知る限り、日本国内でモデル化した人は数人です。


★スチェッキンの製作例(全日本BLK化計画2005 http://www.tochino.com/2005/blowback2005.html)
スチェッキン(モデルガン)
★作家名:Gun_PBさん(大阪府)
★外装パーツ:スクラッチ
★内蔵モデルガン:マルシン製ブローニングHP

スチェッキン(モデルガン)
★作家名:ヒロ。さん(神奈川県)
★外装パーツ:スクラッチ
★内蔵モデルガン:マルシン製ブローニングHP
スチェッキン(ガスガン)
★作家名:秋さん(長野県)
★外装パーツ:スクラッチ
★内蔵機関:タニオコバ製VP70
スチェッキン(ゴム銃)
★作家名:ハンターさん(東京都)
★外装パーツ:スクラッチ
★内蔵機関:スクラッチ
スチェッキン(ゴム銃)
★作家名:トモさん(群馬県)
★外装パーツ:スクラッチ
★内蔵機関:スクラッチ
スチェッキン(セミフル切り替えゴム銃)
★作家名:マイスターさん(徳島県)
★外装パーツ:フルスクラッチ
★内蔵機関:フルスクラッチ

★製作1日目

○ベースガン&型取り
マルシンのM39を眺めていたら、「出来るかも?」と思ったのでベースガンに決定した。
まずセレクター部分に着手。実銃型取りの“ひひひ孫”から怪しいセレクターをシリコンで抜きプラリペアで成型。一応ライブにしている。
「スチェッキンと形が違うじゃん」という人がいるかもしれないが、1億3000万人の国民の中でスチェッキンを知ってるのは1万人もいないと思うので無視。

★製作2日目

○スライドの延長
仲良しのジャムおじさんから購入したエアコキS&Wオートを切り取って、M39のスライドに付けた。

続いてハンマー周りの延長にも着手。
延長部分の溝は適当に自作したりしたので、滑らかに動くかは不明です。
しかも、適当にM39をベースにでっち上げようとしているので、今の段階でオリジナルのスチェッキンより3センチ長く、93Rよりデカイことに気づきました。


ブローバックするのか???
★製作3日目

○スライドのデコレーション
スチェッキンのリアサイト部分製作の下準備。スチェのサイトを付けるので、ぼこっとくっ付いているM39のサイトは潰すことにした。
ただ、この部品はファイやリングブロックとか固定する重要なものなので、リアサイトの部品をシリコンで型取りして複製。
そいつをスライドにはめ込み溶着した。これによりファイやリングブロックなどは外せなくなったが、結果オーライで無視。

つぎに、スライドのセレクターを削り、型取りしたスチェッキンのセレクターをくっ付けた。接着には“馬鹿みたいにくっ付く”と噂のクイックボンドCを使用した。異素材同士だけど何とかなるでしょう。動くことに意味がある。

フロントはABS板を貼付けただけ完成しましたが、リアは試行錯誤を繰り返し、なんだかんだ3時間ほどかかりました。ちなに射程を調整するダイヤルは100円ライターから拝借してます。
セレーション部分に着手しました。
成型は、いわく付きの実銃スチェッキン型抜きのセレーション部分をシリコンで型抜きして、タフロンリベースででっちあげて、1ミリABS板に貼付けて、スライドに接着しただけです。簡単です。
接着剤は、くっ付きすぎて、いつか事件になりそうな予感がしてはならない『クックボンドC』です。
スライド部分はなんとなくスチェッキンぽくなってます。
あとは接着剤とかをキレイにして、いよいよフレームに着手です。

ちなみに下記のようなものでスチェッキンを作ってます。
大したものは使ってません。


<これまでの製作で使用した材料など>
○マルシン製M39モデルガン(ABS)
○実銃型抜きスチェッキン(色んな型抜きに利用)
○S&Wのオートのエアコキ(延長部分のパーツに利用・M39が使えればベスト)
○各種ABS板(1ミリ、1.5ミリ、2.0ミリ)
○リューターなどの工具類(本当はフライス盤が欲しい)
○クイックボンドC(超強力瞬間接着剤)
○ブルーミックス(型取り用のシリコン)
○タフロン・リベース(量が多いのでいい)
○プラリペア(硬化が早いのでいい)
○黒い瞬間接着剤

★製作4日目
○フレーム部分の製作
まず設計図を描きました。このラインに沿ってABS板をカットしていきます。固定は3カ所で留めるつもりです。
次にイラストレーターで段差部分をイメージした型紙を作って、そいつを2ミリのABS板の上にのりで貼付け、アウトラインをカッターで切っていきました。

そいつをフレームに被せてみると、こんな感じになります。やりたい事が分かりますか?


あとは、この上に同じようにカットした1ミリABS板を貼付ければ、スライドストップが隠れます・・・のハズです。

★製作5日目
○続フレーム部分の製作
M39についていたグリップのネジ使い、スチェッキンのグリップを固定できるように加工した。
あとは、いいネジ(※マイナスネジが欲しい)を探してきて、フレーム部分の『でっち上げスチエッキン段差プレート』を固定すれば大体完成。
握った感じはパックマイヤーのラバーグリップを装着したM92F以上の太さ。
まるで無駄に凄い数の弾がマガジンに装填されているようです。でも、実際はベースがM39なのでシングルカラム。

作り直す気がないので、このままいきます。

厚みは4.1センチ。スチェッキンをよく知らない人には「実銃もこんな感じだよ」と言おう。
M39のバレルと適当なエアコキのバレルを、PBさん製作のジョイントで繋げた。エアコキの径が1ミリほど合わないので、ゴシゴシと紙ヤスリで削り続け調整。
塗装前の下地作り
完成!
ソードカトラスと並べてみましたが、やたらとでかいです。